祖父母が買ってくれる場合、どこまで希望を伝えていい?失敗しないコツ
はじめに
初節句のお祝いとして、
これは昔も今も多い、日本らしい素敵な風習です。
でも実際のママたちからは、次のような声をよく聞きます。
- 「どこまで希望を言っていいのかわからない…」
- 「細かく言うと失礼になりそう」
- 「でも家に合わない雛人形だと後悔しそう…」
この“遠慮と本音”の間で揺れる気持ち、本当に多いんです。
そこで今回は、
祖父母に失礼なく、でも後悔しないための“希望の伝え方”
専門店としての視点から分かりやすく解説します。
1. 希望は伝えてOK。でも「全部は伝えない」が重要
まず結論ですが——
希望は伝えて大丈夫です。むしろ後悔を避けるために必要なこと。
ただし、
全部を細かく伝えるのはNG。
理由はシンプルで、
ママ側の細かな希望をすべて伝えてしまうと、
祖父母はこう思ってしまうからです。
- 「条件が多すぎて選べない…」
- 「どれを選んでも気に入ってもらえないのでは…?」
- 「プレゼントなのに“任された感”がなくなる」
実際、細かい条件が多すぎて、
祖父母が選べなくなり、
2. 最適解は「好みは2つだけ伝える」
お店の現場でも、一番うまくいくのはこの方法
伝えるのは “2つだけ” に絞ること
例えば──
- 大きさ(コンパクト希望)
- 顔の雰囲気(優しめが好き)
または
- 色味(淡い色・木目系が好き)
- 置く場所のサイズ(横幅60cm以内)
この“2点だけ”伝えて、
あとは祖父母に任せる。
これが一番、家族全体が円満にいく黄金バランスです。
3. ナチュラル系・白系も人気。でも最近は伝統系も再ブーム
ここ数年、
ナチュラル系・白系の雛人形が大人気です。
理由は
- お部屋に馴染みやすい
- 圧迫感が少ない
- インテリアとして浮かない
といった“暮らしやすさ”。
しかし実は、
最近は伝統的な華やかデザインが再び人気を集めています。
その理由は──
- 写真映えがする
- 来客の目を引いて“お祝い感”が出る
- 和の色彩が部屋のアクセントになる
- 「人生の節目だからこそ華やかに」という声が増えている
つまり、現代では
「部屋に馴染む雛人形」も「華やかで目を引く雛人形」
だからこそ、
“こだわりすぎない”ことが本当に大事なんです。
4. 希望を伝えすぎて起きるリアルな後悔
実際の店頭で多い失敗はこんな感じ
● 条件が多すぎて祖父母が選べなくなる
→ 最終的に購入時期が遅れて、人気商品が完売。
● 祖父母の好意が“指示待ち”のように感じてしまう
→ プレゼントの喜びが半減…。
● 「これはダメ、あれも違う」と否定の空気になる
→ 本来のお祝いムードが壊れてしまう。
こうした後悔を避けるためにも、
好みの要望は少なく、短く。
これがポイントです。
5. 言いにくい時に使える“やさしい伝え方”
希望を全部は言えない…
でも後悔は避けたい…。
そんな方のために、実際にうまくいく言い方をまとめました
◆ サイズだけ伝えたい場合
「置き場所を測いてみたら、
あとはお任せします!」
◆ 色味だけ伝えたい場合
「家が白と木目が多いので、淡い色だと合いそうでした。
あとは選んでもらえたら嬉しい。
」
◆ 全体的な雰囲気だけ伝えたい場合
「優しい雰囲気の子が好きです。
」
6. 最後の一言で、全員が気持ちよくなる
そして一番大事なのが、
希望を2つ伝えた“あと”の一言です。
感謝を言葉にして添える
「買ってもらえるだけで本当にありがたいです。
あとはお任せしますね
」
この一言だけで、
- 祖父母は“任された嬉しさ”
- ママは“後悔の少ない選び方”
- 家族は“お祝いとしての温かさ”
すべてが成立します。
7. 専門店で一緒に選ぶとスムーズ
祖父母とママで好みが違う時でも、
専門店のスタッフが“間に入って整理”することで、
驚くほどスムーズに決まります。
- お顔の特徴
- 着物の色のバランス
- サイズの選び方
- 収納のしやすさ
- 伝統系とナチュラル系の違い
これらをプロが丁寧に説明するので、
どちらか一方だけが我慢する形になりません。
まとめ:後悔しないのは「希望2つ+任せます+感謝」
祖父母が買ってくれる場合の正解は、とてもシンプル。
好みは「2つだけ」伝える
(例:大きさ+顔の雰囲気)
ナチュラル系も伝統系も“どちらも正解”と理解しておく
最後に
「あとはお任せします。買っていただけるだけでありがたいです」
この3つだけで、
祖父母もママも気持ちよく、
“お祝いらしい温かさ”の残る雛人形選びになります。
是非皆さんで楽しく悩んで、お雛様を選ぶところから素敵な思い出にしてください
お人形に関するご相談はこちらからどうぞ
お問い合わせはこちら