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雛人形
公開日:2026.01.16 | 最終更新日:2025.11.27

お雛様を飾る意味とは?子どもの成長を願う日本の伝統について専門家が解説

お雛様を飾る意味──“健やかな成長を願う気持ち”をかたちにする日

 

雛人形を飾ることには、長い歴史と深い願いがあります。

「なんとなく飾るもの」「季節の飾り物」と思われがちですが、本来は “子どもが元気に大きくなりますように” という家族の想いをかたちにした日本の伝統行事です。

 

昔は幼い子供が大きくならないうちに命を落とすことも珍しくありませんでした。そのため

お雛様には 子どもの代わりに厄(やく)を引き受けてくれるお守りの存在 という考え方があります。

そしてその背景には、どの時代でも変わらない「大切な子どもを守りたい」という家族の愛情があります。

祖父母世代の方にとっては自然な感覚かもしれませんが、

近年では若いママ・パパの間でも、

「我が子の幸せを祈る時間が尊い」

「家族で季節の行事を楽しみたい」

という想いから、改めて雛人形が見直されています。

 


 

 

昔のお雛様は“身代わり”の人形だった

 

お雛様のルーツは、平安時代の「流し雛」と言われています。

紙の人形に穢れ(けがれ)をうつし、川に流すことで厄を祓ったという風習です。

つまり、現在の雛人形も

“わが子に降りかかる災いを、代わりに受けてくれる存在”

という意味があります。

お雛様を見つめながら、

「この子がこれから先の人生で、どうか大きなケガや病気なく、笑顔で過ごせますように」

と願うご家族の気持ちは、昔から変わっていません。

 


 

 

家族の想いをつなぐ“お守り”としてのお雛様

 

初節句は、祖父母・両親・親戚が集まる特別な日です。

そこには必ず、

「この子が幸せになりますように」

という想いが集まります。

お雛様は、その気持ちを目に見えるかたちにしたもの。

リビングに飾られたお雛様を見て、

「生まれたばかりの頃を思い出す」

「この子もこんなに大きくなったんだな」

と感じる瞬間は、ほとんどのご家族が経験されます。

そして毎年飾りながら、

その年の思い出が少しずつ積み重なっていきます。

 


 

 

現代では“写真に残る思い出作り”の役割も大きい

 

SNSが普及した今、お雛様は 家族写真の主役 になることも多くなりました。

雛人形は季節感があり、写真にした時にとても華やかです。

おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、

お孫さんの成長を感じられる嬉しい瞬間です。

また、現代の住宅事情に合わせて

 

  • コンパクトサイズ
  • 収納タイプ
  • ナチュラル家具に合うデザインなど、選択肢が大幅に増えました。

 

「自分たちの暮らしに合うお雛様を選べる」

これは今の時代ならではの良さですね。

 


 

 

お雛様を飾る時期の意味

 

「いつ飾ればいいの?」とよく質問されます。

基本は 立春(節分の翌日)〜ひな祭りまで。

節分で邪気を祓い、

続く立春から新しい季節を迎える。

この流れは昔から大切にされてきた縁起の良い習慣です。

しかし初節句の際は早めに飾る方も多くいらっしゃいます。

当店でも、毎年多くの方が早めに飾り始められます。

理由は「なるべく長く飾ってあげたいから」。

この気持ちがもう、美しい“家族の愛”そのものです。

 


 

 

現代の飾り方:今は“自由でいい”

 

昔は「ひな壇を飾るのが当たり前」という時代もありましたが、

今は飾り方も自由に楽しめます。

 

  • リビングボードの上にコンパクト雛
  • テレビ横にナチュラルな親王飾り
  • 玄関や棚の上に小さめの木目込み
  • 和室に三段飾り

 

昔より家の形も暮らし方も変わりました。

だから 「家族が一番心地よい飾り方」 が正解です。

雛人形は“飾るもの”ではなく

“家族の幸せを願う空間をつくるもの”

と考えると、とても自由になります。

 


 

 

しまうときの意味──「娘の幸せを願って大切にしまう」

 

「ひな祭りが終わったら早く片付けた方がいい?」

という質問も多いです。

昔の言い伝えに「早く片付けないと婚期が遅れる」とありますが、

これは 『ものを大切に扱いなさい』という教えを比喩的に表現したもの です。

実際は

 

  • 晴れた日
  • 湿度の低い日に、感謝の気持ちを込めてしまえば問題ありません。

 

しまう作業も、お子さまの幸せを願う大切な時間です。

 

現在の暦や気候を考慮すると3月いっぱい飾っていただき、それから天気の良い日に

風通しをして湿気を逃がしてから片付けるというのがお勧めの流れとなります。


 

 

お雛様は“家族をつなぐ日本の文化”

 

お雛様を飾る理由は、

「厄除け」だけではありません。

家族の願いをかたちにすること。

季節を感じながら、思い出を積み重ねること。

それを毎年くり返すことで、家族の絆が強くなること。

雛人形には、そんな優しい役割があります。

どんなに時代が変わっても、

「子どもを想う気持ち」は変わらない。

その象徴が、お雛様なのです。

 


 

 

もっと詳しく知りたい方へ(内部リンク)

 

雛人形の選び方については、こちらのコラムも参考になります。

👉https://www.gdoll.net/column/506/

 


 

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