五月人形を飾る本当の意味|男の子を守る”厄除け”と千年続く伝統
**五月人形の意味
男の子の健やかな成長と“厄除け”の歴史**

1.五月人形は“守り神”として始まった
五月人形(ごがつにんぎょう)は、単なる飾りではありません。
そのルーツは “子どもの身代わりとなって災いから守る” という、深い願いにあります。
昔の日本では、病気や災いは「目に見えない悪いもの」
そこで生まれたのが 「身代わり信仰」。
人形に自分の災厄を移すことで、
“わが子が無事に成長しますように”
という強い願いを込めたのが、五月人形の始まりです。
2.五月人形と武家文化の結びつき
平安〜鎌倉時代に入ると、武士の文化が日本の中心となりました。
武士たちは
「男の子が強く勇ましく育ちますように」
という願いを込めて、兜や鎧を大切に扱っていました。
その武士の文化と、もともとの“身代わり信仰”が合わさって
五月人形 = 男の子の守り神(お守り)
として今の形へと定着していきます。
3.兜・鎧・子ども大将が象徴する“願い”
五月人形には様々な種類がありますが、
●兜(かぶと)
兜は「頭を守るもの」。
昔から “命を守る象徴” とされ、災厄除けの意味が特に強いです。
最近はコンパクトで飾りやすい兜飾りが人気ですが、
本来は “災いから子どもの魂を守るために飾るお守り” という伝統的な意味があります。
●鎧(よろい)
鎧は全身を守る防具。
兜よりもさらに強く、
「身を守る」「強く育つ」
といった願いが込められています。
特にパパ・おじいちゃん世代に根強い人気があります。
●子ども大将
優しい表情の子ども大将には
「優しさ・聡明さ・たくましさ」
という願いが込められています。
武士の姿をした大将飾りは、
“困難に立ち向かえる強さを持った子に育ってほしい”
という意味があります。
4.地域によって異なる「誰が贈るのか」という風習
五月人形は、地域によって贈る側の習慣が異なります。
●大分県の場合
大分では一般的に…
- 兜・鎧は女性側のご両親が贈る
- 鯉のぼりは男性側の親戚・ご両親が贈る
- 飾る場所は多くの場合「男性側の実家」
という特徴があります。
この風習を知らないで購入してしまい、
両家トラブルに発展するケースも実は多いんです。
5.なぜ“厄除け”の意味が強いのか
五月人形はよく「強く育ちますように」と言われますが、
実際には “強さ+厄除け” が本質です。
●なぜ厄除けなのか?
昔は幼い子どもが病気で亡くなることも多く、
親たちはわが子の命を守るために
身代わりとなるお守りを必要とした からです。
そのため、兜や鎧は
「勇ましさ」よりも「守る力」
を象徴してきました。
6.現代でも変わらない“お守り”としての価値
今は医療も発達し、安全な時代ですが、
“子どもを思う親の願い”は昔から変わりません。
五月人形を飾るのは
「子どもが無事に育ちますように」
という家族の願いを形にした、愛情の習慣です。
SNS映えやデザイン性が注目されがちですが、
その奥には1000年以上続く“深い意味”があるんです。
7.まとめ
- 五月人形は 男の子の災厄を身代わりで引き受けるお守り
- 兜は「命を守る象徴」
- 鎧は「全身を守る強さの象徴」
- 子ども大将は「勇ましさと優しさの象徴」
- 地域ごとに贈る側の風習が異なる(大分は女性側が五月人形)
- 現代も“厄除けの願い”として大切にされている
五月人形はただの飾りではなく、
家族の愛情と願いが詰まった伝統文化 です。
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