HOME > 知らなかった!ガリバーの豆知識 > お雛様の並べ方について

雛人形
公開日:2021.12.20 | 最終更新日:2021.12.20

お雛様の並べ方について

こんにちは。
本日も当店のコラムを読んでいただきありがとうございます。
最近はお人形の数が少ない雛人形が主流ですが、以前は大人数の雛人形が主流でした。そんな時、お客様が直面したのが「人形の並べる順番が分からない」という問題でした!

という事で、本日はお人形の並べ方について書いていきたと思います。

 

とその前にまず前提として
【向かって右が上座】というのがキーワードとなりますので覚えておいてください。

 

【お殿様とお姫様】
時代によって飾り方は変わりますが現代は、向かって右にお姫様、左にお殿様となります。

 

【三人官女】
真ん中は座っている人。両脇に立ってる人が来るのですが、足元を見た時に前に出ている足が外側に来るように立たせます。

 

 

詳しくはこちらの動画の一節で説明しているので、よろしければ参照ください。

 

【五人ばやし】
向かって右から
1. 座ってる人で口を開けてる人(歌う人)
2. 座ってる人で口を閉じてる人(笛吹く人)
3. 立ってる人で左手を上げてる人(こづつみ)
4. 立ってる人で右手を上げてる人(おおかわ)
5. 座ってる人で顔が怒り気味な人(太鼓)
上座の位置に歌う人、つまりボーカルが来てるあたり現代のバンドと似てるなと思いました。
逆に下座となる左に太鼓が来てる事も、バンドの最後尾がドラムというパターンと似てるなと思います。

 

【ずいじん(白髭の人と若人の2人)】
向かって右が白髭のお年寄り、左が若い人となります。

 

 

【仕丁(3人のトリオの人たち)】
向かって右から
1. 白髪のお年寄り

2. 泣いてる人

3. 怒ってる人
となります。

左から右に行けば行くほど上座という事で「怒った顔より、泣いた顔より笑った顔がいい」という呪文を覚えて、私は飾り方を覚えました。

 

 

時代によって飾り方も様々ですので、一概に上記並べ方が正しいとは限りませんので、ご了承ください。
大切なのは正しく飾ることより楽しく飾ることだと思います。是非悩みながらも楽しんでお雛様を飾っていただければと思います。

お人形に関するご相談はこちらからどうぞ

お問い合わせはこちら